《名古屋守山区・千種区・名東区》土葺き工法
2023.09.23 (Sat) 更新
名古屋市守山区で屋根リフォーム・雨漏り工事を承っている、有水屋根専門店の榊原由貴です。
名古屋市守山区・名古屋市千種区・名古屋市名東区・尾張旭市を中心に、名古屋・名古屋近辺に向け、品質保証の屋根リフォーム・雨漏り工事をご提供しております!
いつも有水屋根専門店の屋根ブログをお読みくださり、誠にありがとうございます。
最近建てられたお家では、スレートやガルバリウム銅板などの屋根材を使用されていることが多いです。
ですが、築年数が古いお家だと瓦屋根を使用しているお家もいらっしゃるかと思います。
今回は瓦屋根の葺き替え工事である【土葺き工法】についてお話します(*^^)v
土葺き工法とは?
土葺き工法とは、野地板の上に杉の皮などの下葺き材を敷き、その上に粘土を乗せ、粘土の重さや粘着力で瓦を固定する工法です。
明治から昭和初期に主流になっていた工法になります。
2種類の土葺き工法に分かれています。
①べた葺き
野地板全体に土を敷き詰めて屋根を葺きます。
屋根の下地に不具合が多少あっても、土を敷き詰めるため瓦が安定することができ、断熱性・防火性が高くなります。
しかし、全体に土を敷き詰めるため、重みがかかり、お家への負担が高くなります。
②筋葺き
瓦の谷の部分(屋根面と屋根面のつなぎ目部分)に当たる所に土を敷き、屋根を葺きます。
べた葺きと比べ、多少屋根の重量が軽減されます。
現在でも土葺き工法は使われているの?
昭和初期までは主流の工法でした。
建物の安定、屋根瓦が風で飛ばされない、雨漏り時に土が雨水を吸水してくれるなどのメリットがありました。
ですが、現在では耐震性の悪影響から、土葺き工法で屋根を葺くことはなくなりました。
なぜ土葺き工法が使われなくなってしまったのか…
大きなきっかけとされているのは、関東大震災と言われています。
関東大震災により、土葺き工法がされた瓦は落ちたのに対し、桟木という薄い木の棒を取り付け、瓦を引っ掛ける引掛桟葺き工法がされた瓦は落ちなかったため、政府が引掛桟瓦を使用するよう改訂され、土葺き工法が使用されなくなりました。
関東大震災の影響が少なかった関西地方では土葺き瓦が多かったが、阪神・淡路大震災で倒壊してしまい、屋根の軽量化の法整備が行われ、土葺き屋根は全国的に減少していきました。
現在ではお家に開き戸が使われるため、家が傾いてしまうと元に戻すのが困難になるため、屋根材を軽くする工法が主流になっていきました。
また、土葺き工法が出来る職人の数も減り、施工自体行うのが難しくなっている現状でもあります。
以上で土葺き工法についてお話させていただきました!
現在では、土葺き瓦のお家から葺き替える家が多くなり、土葺き工法が減りつつあります。
もし自分のお家の屋根に土葺き瓦を使用されている方、屋根は大丈夫かな…?と不安に思われた方、一度屋根のメンテナンスを検討してみてはいかがでしょうか?(*^^*)
本日も名古屋市守山区・名古屋市千種区・名古屋市名東区・尾張旭市 有水屋根専門店の屋根ブログをお読みくださり、誠にありがとございました(❀ᴗ͈ˬᴗ͈) ⁾⁾
屋根工事のご質問等がございましたらお気軽に名古屋市守山区・名古屋市千種区・名古屋市名東区・尾張旭市 有水屋根専門店へお問い合わせください。
⇩営業時間は9時00分~17時00分⇩
0120-716-710